源泉徴収制度は給与等の支払者が給与等から税金(源泉徴収税額)を天引きして納税します。毎月の給与の源泉徴収税額は給与所得の源泉徴収税額表(月額表)に記載されています。
今回は夏季賞与の支給時期になったので賞与の源泉徴収税額についてご紹介します。賞与の源泉徴収税額を求めるには毎月の給与と比べると少し手間がかかります。
まず、前月の給与から社会保険料等を控除します。次に「賞与に対する源泉徴収税額の算出率の表」からその社会保険料控除後の給与の額と扶養親族等の数に該当する賞与の金額に乗ずべき率を調べ、その率をその社会保険料控除後の賞与の額に乗じて求めます。
例えば、Aさん 甲欄 扶養親族等の数・・・1人、7月の賞与(社会保険料控除後)・・・60万円、6月の給与等の金額(社会保険料控除後)・・・30万円
600,000 × 6.126%=36,756円(Aさんの賞与の源泉徴収税額)
レアケースとは思いますが、前月中の給与等の金額がない場合は次のように計算します。
① 賞与(社会保険料控除後) ÷ 6を月額表に当てはめて求めた金額 ② ①の金額 × 6(賞与の源泉徴収税額)
また、賞与(社会保険料控除後)が前月中の社会保険料控除後の給与等の金額の10倍を超える場合は次のように計算します。
① 賞与(社会保険料控除後) ÷ 6 +前月中の社会保険料等控除後の給与等の金額を月額表に当てはめて求めた金額 ② ①の金額 × 6(賞与の源泉徴収税額)
※賞与の計算期間が半年を超える場合には、上記6とあるのを12として計算します。
自分は税理士として独立してからは個人事業主なので賞与というものはありません。勤務していた頃の賞与は楽しみでした。特に夏季賞与は夏休みの旅行資金でしたので。
そんな楽しみにしていた賞与(ボーナス)を貰った方は源泉徴収税額が正しく計算されているか確認してみてはいかがですか。
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